やっと帰ってきたのに、また参勤!?しかも10日かかるのを、4日で!?「超高速!参勤交代 & リターンズ」

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©「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会

「時代劇」のイメージに、見事な風穴を開けた作品。キャッチコピーも横文字で「このミッション、インポッシブルです!」。

時代劇とは思えない、思いきり笑って泣いてのザ・エンターテイメント。ハデさばかりでもなく、内容も細やかな伏線や、さまざまなアクションなど。

時代劇どころが、ふつうの邦画でもなかなかない、見ごたえのある映画。

続編「リターンズ」について

続編「超高速!参勤交代 リターンズ」は、前作の直後からはじまる後日譚。

そのため人間関係や伏線などを、しっかり引き継いでいる。鑑賞する場合は「前作」のみか、「前作 → リターンズ」の順番がベスト。

作品情報

  • 公開/2014年6月21日
  • 製作国/日本
  • 監督/本木克英
  • 出演者/佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文
  • 受賞/第38回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞、第57回ブルーリボン賞 作品賞

あらすじ

江戸時代。磐城国(現在の福島県いわき市)の湯長谷藩は、金山略奪を狙う老中・松平信祝の陰謀により、幕府から突然参勤交代を命じられる。

通常10日はかかる道のりを、実質4日で参勤せよとの無理難題!

時間もなければ、貯えもない・・・。しかしこの命令に逆らえば藩はお取り潰しに!

引用:超高速!参勤交代 公式サイト

おすすめポイント

見やすさと作りこまれたストーリー

時代劇を見ない人でも、とっつきやすく作られている。

セリフもわかりやすく、現代的な言いまわし。歴史の知識も「参勤交代」だけでいい。わかりづらい地理などは、CGなどで図解。

そして見やすさは、人物描写にも配慮されている。感情表現も、時代特有の控えめな感じではなく、はっきりした表情やリアクション。

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見た目もちょんまげとか、みんな同じに見えそうだけど、キャラが立っていて混同しない。話もメリハリがあり、なにより伏線の使いかたがうまい。

序盤のささいなことが、山場でキーになったり。手が込んだものだと、前作からリターンズへつながる布石もあったり。

思わず「ああっ!」となる、アハ体験が気持ちいい。

殺陣というよりアクション

打撃や投げ技などの体術から、ワイヤーアクション。さらにCQC的な閉鎖空間での戦闘。場所も街道や森、市街戦などさまざま。

登場人物たちも刀だけでなく槍や弓、2刀流からお猿。リターンズでは、爆弾や銃など。

ストーリーのおまけとは言えない、かなりの力の入りよう。リターンズは合戦もあったり、もうジャンルがアクション映画に片足入ってる。

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個人的に好きなのは、馬廻の増田。2刀流と豊富な体術で、時代劇とは思えない。進撃の巨人的なアクロバティックなキャラ。

湯長谷藩の知恵者「相馬」

湯長谷藩の家老、相馬兼嗣(西村雅彦)。

この参勤交代で1番の功労者であり、被害者。問題がおこるたびに、周りから「知恵をお出しくださいませ」と無茶ぶり。

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その難易度は、回を重ねるほどに上がっていく。リターンズの後半では「時間がない、3秒で策を出せ」と言われる始末。

それでも藩と藩主、ひいては民のため。ひねり出した策で見事乗りきっていく。

こういうクセのあるキャラは、西村雅彦の得意分野。ドラマ古畑の今泉を意識させるようなグダグダ感。シリアスな人情シーンもさすがベテラン、きっちり締めてくる。

まとめ

時代劇にある可能性を広げつつ、「時代劇らしさ」もある。その微妙なさじ加減のなかで、大人しくならず、楽しさ全開のハイテンションな映画。

見たあとに胸がすっとなる爽快感と、達成感のあるハッピーエンド。なにより、話がわかりやすくてメンドくさくない!

家族や友達と見たり、スカッとしたいときにピッタリ映画。

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