「世界最強のハゲ」といわれるジェイソン・ステイサムの出世作。
「真面目にやってるのか?」とツッコみたくなるシーンが盛りだくさん、お茶目系カーアクション映画。
フランス映画独特のBGMとテンポ、アクションながら、まったり空気感がただよう。
しかし制作・脚本は「レオン」を作ったリュック・ベッソン。この独特な感覚は、天才ゆえだろうか。
作品情報
- 公開/2002年
- 製作国/フランス・アメリカ合作
- 製作・脚本/リュック・ベッソン
- 出演者/ジェイソン・ステイサム
あらすじ
フランク(ジェイソン・ステイサム)は高額な報酬と引き換えに、どんな依頼品であろうと正確に目的地まで運ぶ、プロの運び屋〈トランスポーター〉。
彼はある依頼で、自らに課したルールを破ってしまう。その行動が彼を大きな事件へと巻き込んでいく⋯。
見どころ
カーチェイス & アクション
開始早々、狭い町中を超絶テクで、ド派手にカーチェイス。
アクションもジェイソン・ステイサム、身体能力がすごい。ちょいちょい入れてくる決めポーズも、スタイリッシュ。
アクションは素晴らしいが・・・ストーリーや人物などを焦点を合わせると雲行きがおかしくなる。(どう考えても、ヒロインが原因なんだけど⋯)
見どころ(真)
マイルールはなんだったのか
フランクはプロとして、自分で課したルールがある。その徹底ぶりは、映画冒頭からも分かるのだが。
ルールの1つ「依頼人の荷物は開けない」。これを「えっ?なんかトランク揺れてる、怖い・・・」みたいな軽いノリで破ってしまう。
いやいや「なんでも運ぶ」って言ってんだから。少しトランク揺れたくらいで、荷物開けないでほしい。
ヒロインがどうしようもない
海外映画では珍しく、アジア女性がヒロイン。
かくまってくれたフランクの家、素性を知るため勝手に漁る。元軍人でコイツ使えそうだと思い、マドレーヌを焼いてアピール。そして、ちょいちょい嘘を入れてくる。
本当にヒロインなのか?と疑ってしまうレベル。(なぜかフランクは盲目的に信じる⋯)
オイルぬるぬるバトル
「嘘つくなよ」と言われそうだけど、本当。
フランクは銃だけでなく、その場にあるものを駆使して戦う。服やコンテナ扉、バスの手すりなど、さまざま。(ダイナマイト刑事みたいでカッコいい)。
そのなかの1つが「オイル」。
想像の斜め上をいくシーン。「これは⋯アリ?」とカッコよさの定義が揺ぐ、不思議なシーン。
タルコーニ警部がかわいい
フランク好きがすごすぎる。あきらかに怪しいフランクを、すこし疑うがスルーしまくり。
後半にフランクが警察に捕まるが「オレならすぐ事件解決、できるんだけどなー⋯(チラッ)」であっさり説得され、逃亡を手伝う。
フランス警察はいろいろ、ふわっとしすぎ。警部は続編にも出演する、ズッ友だししょうがないか。
まとめ
アクション映画としてよく出来ている、細かいことは気にせず観ると楽しい。
ストーリーも父子の確執や、人身売買シンジケートなど、ちゃんと設定はある。(どうしてか頭に入ってこないんだけど⋯)
この不思議シナリオでも、ジェイソン・ステイサムはシリアスな表情。この絶妙なバランスが面白い。
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