かつては、おじさんの代名詞だったポマード(グリース)。最近はツーブロックやポンパドールが再燃したことで、濡れ感のあるセットのできるポマードに需要が。
しかしポマード独特な匂いは、今も昔もやっぱり不人気。私もポマードを買う時は、まず香りを確認する。(キツイやつは普通に自分も臭い⋯)
「ポマードってなんで無香料少ないんだろ」と調べてみたらその理由と、オシャレな缶パッケージの無香料ポマードを見つけたので買ってみた。
使った印象・気になったポイント
ポマードが臭い理由。無香料はなぜ少ない?
ポマードの主原料である「ヒマシ油」。これが「ポマードが臭い」「無香料が少ない」全ての原因につながっている。
こちらを見るとわかるが、現在流通しているポマードはヒマシ油を主原料とする「植物性」がほとんど。
そしてヒマシ油の強い原材料臭を、「強い香料」で隠してしている。つまり臭いそのものを消せないポマードは、臭いを「消す」ということが想定されていない。
もちろん材料などを工夫しているが「自然な香り」「微香料」などで、「無香料」と書かれている商品はほぼない。
そこで今回買ったのが、無香料売りにした珍しいポマード、BROSH POMADE UNSCENTED。
まさに名前の通り「無香料」
「まずは香りを確かめよう」と開けてびっくりしたのは、香りじゃなく中身のキレイさ。
曇りガラスのような半クリアな淡い青。実物じゃないとわかりづらいが、青色のグラデーションがすごい。
そして香りは名前にUNSCENTED(無香料)とつくだけあり、びっくりするほど無臭。見た目はキレイすぎて存在感すごいのに、香りが全くなくて「???」と頭が混乱する。
ツヤ・ホールド感は大人しめ
商品説明にセット・ホールド力は「強い」とあるが、すごく固まるという感じはしない。濡れ感というよりはツヤがでるくらいなので、ポマードというより軽めなワックスという感じ。
ポマード自体の質感はほどよい固さ。髪につけるとスッとよく伸びて馴染みやすい。水性なのでシャワーだけでサッと荒い流すことができる。
ただポマードというには、セット・ホールドが物足らない。私は柔らかめのくせ毛だが、それでも1日キープは厳しい。
しっかりキープするには、無香料のヘアスプレーか、ハードワックスを混ぜる必要あり。
まとめ
「無香料のポマード」を目的に買ったので、その点は完璧。セット・ホールド力が心もとないので、別途キープするための整髪剤が必要。
あと1番のネックが「価格」。定番であるクールグリースGの約4倍。日常的に使うなら、コスパのよい無香料ワックスと混ぜるのが最適解かな。
デメリットも多少あるが、総評としてはアリ。髪へのなじみの良さ、インテリアにもなる缶パッケージのかわいさ。何より無香料のメリットがとにかく大きい。
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