学校や会社、様々なコミュニティの中で疲れていませんか?そんなとき、ぜひおすすめしたい。人を愛する高校生の物語。
町田くんの目で見る美しい世界が、胸のわだかまりを少し軽くしてくれるかもしれません。
安藤ゆき先生の優しい絵のタッチと、セリフ回しが世界観を引き立ててくれます。
作品情報
- 著者/安藤ゆき
- 掲載誌/別冊マーガレット
- 既刊/全7巻(完結)
あらすじ
町田一(はじめ)は勉強も運動も苦手、要領も悪く、見た目も地味な高校生。それでも彼は人を愛し、また人に愛されています。
そんな町田くんは不器用ながらも、いろんな人たちと出会い向き合っていきます。その真っ直ぐさにみんな心を動かされ、町田くんを好きになっていく。
見どころ
やっぱり町田くん!
読み進めるたびに、町田くんをどんどん好きになってしまうんです。さりげない思いやりや、素直さに胸がキュンとなる・・・。
実は町田くんがすることに、そんな特別なことはないんです。ただ思っててもできない、言えないことをスッとできる。しかもその理由が「人が好きだから」。
キレイごとかもしれません。でも彼を見ていると思わず引き込まれてしまう。
短編のキャラクターたち
彼らはきっと誰にでもある「いつかの私たち」の投影なんだと思います。ささいなすれ違いや、思い込みなどで傷ついている。
そんな彼らと出会い、町田くんは真摯に語りかけます。それがまるで自分に語りかけられているようで・・・。
彼らが救われる時、思わず自分の気持ちも軽くなってしまいます。
町田くんの恋
周りには敏感だけど、自分の気持ちに鈍感。そんな町田くんが、たくさんの気持ちに触れて、自分も恋を知っていく。
それがとても懐かしく眩しい。いつか感じたときめきや、抑えられない気持ち。
ヒロインの猪原さんもいじらしくて可愛いんですよ。思わず応援してしまう!!
まとめ
この作品は「町田くん」というキャラクターによって形作られています。
基本的に「人を愛している」ということ以外、秀でていることはない。それにも関わらず、彼は多くの人望を集めています。
「人の価値」という難しいことを、とても上手く表現している漫画だと思います。
私はこの漫画が大好きで、もう何回読み直したかわかりません。ぜひ町田くんの魅力にキュンとしてみてください。
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